教育とは何か?目的はアドラー心理学の勇気づけ

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真の教育とは何か?

アドラー心理学ってご存知でしょうか?

 

アドラー心理学では、よく教育について触れられているんですよ。

その中で、教育における勇気づけについて、お伝えしていこうと思います。

 

 

簡単にいうと、相手の勇気を挫くんじゃなくて、勇気を与えることで、

考えられる人に育てましょうということです。

 

 

お子さんにも通用しることですし、社員の教育なんかにも言えることです。

 

なので、親や経営者の方に読んで貰ったら、

ためになると思います。

 

 

目次
1・教育とは影響力
2・教育者とは勇気のある人

の順にお伝えしていきます。

 

教育とは、勇気づけだとお伝えしましたね。

では、どのようにして勇気を与えていけばいいのでしょう。

 

詳しく見ていきましょう。

 

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1・教育とは影響力

 

教育とは何か?

アドラー心理学ってご存知ですか?

 

知らない方に簡単にご説明します。

 

 

心理学の世界には、3大巨頭と呼ばれている人が、過去に3人いるんですよ。

 

アドラー、フロイト、ユングの3人が、

3大巨頭と呼ばれています。

 

 

この中のアドラーという人の言葉で、勇気づけと勇気くじきという言葉があるんですね。

 

文字通りなんですが、勇気づけとは、相手を勇気づけること。

勇気くじきとは、相手の勇気を挫いてしまうことです。

 

 

子育てにも言えるし、会社の人間関係なんかにも言える事なんですが、

人が人に与える影響って大きいんですね。

 

 

例えばですよ。

 

会社がブラック企業で辛い。

 

でも友人に素晴らしい人がいるから、負けてられないと思えたり、腐ったりしない。

 

前に進む勇気を貰える。

諦めない勇気を貰える。

 

 

この例えは分かり易いですよね。

素晴らしい友人に、勇気づけられているので。

 

 

ですが、子育てってなると、もう少し複雑なんです。

 

 

例えばですよ。

 

起業したホワイト企業の経営者が、子供の親だったとしましょう。

人格も素晴らしい親だとします。

 

ちなみに、親じゃなくても良いですよ。

兄や姉でもいいです。

 

 

実は、自分より下の立場の子供や、

特に末っ子なんかは、上の影響をすごい受け易いんです。

 

だからと言って、単純に上の人間が優れていれば良い、という訳でもないんですね。

 

 

どういう事かと言うと、優れた上の人間から勇気を貰うか?

 

自分では上の人間を追い越せないと感じてしまい、

勇気を挫かれてしまうかに分かれるからです。

 

 

なので、子供の勇気を挫かないようにすることが重要になります。

 

どんな環境でも、道を切り開いていける勇気をつけてあげることが、

真の教育であると思います。

 

 

下の動画は、勇気づけと子育てについてです。

 

 

では、教育者は、どのようなスタンスでいれば良いんでしょうか。

 

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2・教育者とは勇気のある人

 

真の教育者とは、人一倍勇気のある人です。

教師だから、親だからということではありません。

 

 

勇気のない人が、誰かに勇気を与えることは出来ません。

 

 

だから、こんなこともざらにあります。

 

会社の中心人物、精神的支柱が辞めてしまって、年中求人を出している企業がある。

 

 

このことから、何が分かるのかと言うと、立場的には経営者の方が上ですが、

影響力は、中心人物だった人、精神的支柱だった人が上だということが分かりますよね。

 

 

教育者とは、立場ではないんです。

先程も言いましたが、勇気のある人じゃないと、勇気を与えられないんです。

 

 

でも、勇気のない人に勇気を与えるって、とても大変なことなんですよ。

与える人が、どうにかすることじゃないんで。

 

その人自身が、自分で考えて糸口を見つけないといけませんから。

 

 

だから、教育者がやってはいけないことがある。

 

それは、ただ叱って終わり。

否定するだけとかもダメです。

 

 

そんなことをしても、叱られないようにするにはどうしたらいいか?

否定されないようにするにはどうしたらいいか?

どうしたらバレないか?

を考え始めるから。

 

 

従わせたいのならそれでいいのかも知れませんが、教育という意味では逆効果です。

 

 

アドラー心理学の幸せになる勇気という本から、名言をご紹介します。

 

怒ることと叱ることは、同義である。

怒りとは、人と人を引き離す感情である。

 

どうですか?

じゃあどうしたら良いのって思いますよね?

 

 

こうしたらいいんです。

 

 

例えばケンカの仲裁に入ったとしましょう。

 

当然喧嘩なんですから、自分が正しくて相手が悪い、

とお互いが主張していますよね。

 

この時、どっちが悪いかあなたが判断する必要はないんです。

判断する人が違う人だったら、違う判断するをするかも知れないですしね。

 

 

この場合は、お互いがお互いの気持ちを分かるように、

間に入ってあげれば良いんです。

 

目的は、お互いが自分の意志で、相手のことを考えてあげられるようにすることです。

 

 

自分を変えるのは、最終的にはその人自身でしかできないんですから。

 

 

僕の実体験をお話します。

僕が喧嘩の仲裁役です。

 

AさんとBさんは、僕の知らない内にあることがあって、

3年ぐらい口も利いてなかったんですね。

 

僕が知ったのはBさんから、実はこんなことがあって、

仲直りしたいと聞いたからです。

 

 

僕は、Aさんにこう言いました。

「Bさん気にしてたよ」

 

でもAさんはこう言います。

「あいつはズルいんだよ」

「だから嫌なんだ」

 

僕はAさんにこう言いました。

「でもさ~ズルい部分なんて誰にもあるじゃん」

「Aさんにもあるし、俺にもあるし」

 

Aさんは、その場では納得してくれなかったんですけど、

気づいたら、AさんとBさんは仲直りしてたんですよね。

 

 

こういうことです。

 

答えを出してあげるんじゃないんです。

考えさせればいいんですよ。

 

 

子育てなら、答えを与えてあげるんじゃなくって、

「どうするの?」と判断を促してあげれば良いんです。

 

頭ごなしに叱ってもダメだし、世話を焼き過ぎても良くありません。

 

1度肯定するという意味で、好きなようにやらしてみるのも良いかも知れませんね。

 

 

考えさせることが目的なんですから、結果を否定することも良くありませんよ。

 

そんなことをしたら、

「ダメだったから次はどうしよう」

という、考える勇気を持てなくなってしまいす。

 

つまり、勇気くじきになってしまうんです。

 

 

勇気を挫かれている人は、自分を変えようとせず、

その癖、世の中や他人の否定するばかりになります。

 

 

本当の教育、相手のことを考えるのであれば、その人が自分で考える癖をつける。

どんな時も諦めないで、道を切り開いていけるようにする。

 

その勇気を与えてあげられることが、真の教育であり、教育者です。

 

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教育の目的は勇気付け~まとめ~

 

いかがでしたでしょうか。

教育とアドラー心理学についてお伝えしました。

 

 

真の教育とは、相手に勇気を与えることです。

 

常識とかも教える必要があるかもしれませんが、

国によっても違うし、組織によっても違うし、相手によっても変わってきます。

 

都合の悪い時に限って、

言い訳のように「常識だよ」って言う人いるじゃないですか。

 

 

それよりも本当に必要なのは、

考える力や、生き抜く勇気と切り開いていく勇気です。

 

人は、そういう人を信頼したいと思うのではないでしょか。

 

 

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