二極化が進む世の中!その違いは孤高と孤独の生き方

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

日本人の格差は何処まで広がっていくのか?

こういう懸念の声が、結構多いようです。

 

何故、こうも格差が広がってきたんでしょう。

 

先ず最初に、2000年までさかのぼり、

世界における日本の立ち位置は、どうなってきたのかご説明します。

 

次に、それに伴い、日本人の精神面はどう変化してきたのかご説明していきます。

 

 

 目次
1.日本人の意識レベルが上がってきた
1-1・日本の技術の今後
2.これからは人柄の時代
3・日本人の民族性が変わってきた
4・二極化はさらに進む

の順にお伝えしていきます。

 

先ずは、2000年までさかのぼり、世界における日本の立ち位置について見ていきましょう。

 

<スポンサーリンク>

 

1.日本人の意識レベルが上がってきた

 

何故、日本人の間で二極化してきたのか?

こうも格差が広がっていくのか?

 

それは、日本の民族性の変化と、世界における日本の立ち位置が、

既に技術大国ではなくなっているからではないないでしょうか。

 

それについて、2つのデータを見て欲しい。

 

 

1つ目は、日本の論文の破引用数。

破引用数とは、今時の言葉で言えばシェアです。

 

そのデータから何が分かるのかというと、

日本の論文(科学技術)は世界でどの程度シェアをされているか?

 

日本の科学技術は、どの程度評価されているのかが分かります。

 

 

下の画像の左側の画像を見ると、1997年から2002年が、

日本の論文の、破引用数のピークだということが分かりますね。

(画像が小っちゃくてスミマセン)

 

この時の日本の科学技術力は、なんとアメリカに次いで世界2位でした。

破引用数は、世界の10%の位置まで上がっていますね。

 

要するに、日本の論文が世界でそれだけシェアをされ、評価が高かったということが分かります。

 

 

引用元:Bing 引用画像 より引用

 

 

画像では、日本の論文の破引用数は、2000年をピークに右肩下がりです。

 

では、2000年をピークに、日本の科学技術の順位はどこまで下がったのか?

 

 

画像では2011年が最後で、6%位で4位まで落ちているのが分かりますね。

 

2014年には、論文の破引用数は5%まで落ち、世界で6位まで落ちているらしいです。

 

 

捉え方は、人それぞれ自由ですが、

今のデータで、もしかしたらこう思った人もいるんじゃないでしょうか?

 

そんなに悲観するほどでもないんじゃない。

 

では、自分の給料が落ちても同じ様に思えるでしょうか?

 

実は、サラリーマンの平均年収も、2000年の頃から右肩下がりなんです。

 

2000年の時に比べると、460万から、

400万まで落ちているんですよ。

 

しかも二極化が進み、格差が生まれ、400万を遥かに下回る人達が増えています。

 

日本の政府も、従業員の給料を上げるように言ってはいますが、

それに応えられているのは、大企業だけです。

 

中小企業は、簡単に従業員の給料を上げることが出来ないのが現状です。

 

<スポンサーリンク>

 

日本の技術の今後

 

日本は既に、技術大国ではなくなりつつあり、

どこまで右肩に下がっていくのでしょう。

 

それについては、2つ目のデータを見ていくと分かります。

2017年の、世界の技術革新力(科学技術の進歩)の順位です。

 

技術革新力とは、漢字で何となく分かるかと思いますが、

技術が進歩していっている、その国の勢いです。

 

つまり、その国の今後が分かってきますね。

 

 

2017年・技術革新力のランキング

  • 1位・スイス
  • 2位・スウェーデン
  • 3位・オランダ
  • 4位・アメリカ
  • 5位イギリス
      ・
      ・
      ・
  • 14位・日本

 

となっています。

 

 

日本は14位でした。

実は、これでも少しづつ景気も良くなってきて、日本も順位を上げてきているんですよ。

 

ちなみに2016年は、日本は16位でした。

 

 

だけど、それでも14位。

 

世界の科学技術の追い上げは凄く、

論文の破引用数は、まだまだ下がっていくのかも知れないですね。

 

もう日本だけが、技術大国という時代は終わっていくと思います。

中には、既にそう思っている人もいるぐらいでしょう。

 

 

それでは、ここからは精神面の格差の話に移ります。

 

ここ10年15年で、景気が悪くなるにつれ、

日本人の精神面は、かなり成長してきたんではないかと思います。

 

技術だけではなく、心を重要視するようになってきたように感じるんです。

 

 

2.これからは人柄の時代

 

これからは人柄の時代!

この言葉を、最近よく耳にします。

 

 

この言葉で誰を思い出すだろう。

 

自己啓発やビジネスに興味がある人なら、誰でも知っている、斎藤一人さんではないだろうか。

 

 

下の動画の方です。

 

こんな方に見て貰いたい。

 

今が辛いよ!こう思っている人に見て貰いたいです。

何かを決断しようとしている人にも、見て貰いたいです。

 

 

日本人の意識は、ここ15年でどう変わってきたでしょう。

 

僕の周りの話で言うと、僕は印刷業界にいたのですが、印刷業界も昔と比べてだいぶ変わりました。

 

15年前と比べれば、品質への意識も高まり、

上司だからといって、何しても許される時代ではなくなり、

職人だからといって、マナーを守らなくていい時代ではなくなりました。

 

ふるいにかけられ、変われない会社は数多く倒産していきました。

 

 

日本全体でも昔と比べると、日本人の意識はとても高くなりました。

イジメの問題や、人種差別などの問題に、関心が高くなりましたね。

 

他には、不祥事なんかにも、関心が高まってきましたね。

 

 

オタクという言葉も、昔は貶すような意味で使われていました。

 

ですが、今はもうオタク文化なんて言葉があるぐらいで、今はオタクと言われても、

専門家や評論家みたいで、そんなに悪い気はしないんじゃないでしょうか。

 

 

実は世界的にも、

近年脳科学の分野で、心の研究がなされているんですよ。

 

これからは、心のような神秘的なことや、

瞑想の効果がなどが、脳科学で立証されていくのでしょう。

 

 

というか、既に立証されていることもいっぱいあるんですよ。

例えば、生活習慣で性格は変えられるとか。

 

でも、不思議な話なんかではないんです。

医学だって、昔は神秘的な話だったのですから。

 

 

それではもう1度、格差と二極化の話に戻します。

 

日本だけが、技術大国ではなくなる話はお伝えしました。

次は、日本人の民族性についてお伝えしていきます。

 

 

3・日本人の民族性が変わってきた

 

格差が出て来た二つ目の原因は、

心の在り方が二極化してきたからではないでしょうか。

 

僕も日本人ですが、今迄の日本人は、

少し心が幼かったように思います。

 

人間の年齢で言えば、10代後半から20代あたりの成長期のような感じで。

 

これからは、心を重要視する成熟期に入っていくでしょう。

というか、もう既に入っていると思います。

 

 

ちなみに、心じゃお金は稼げないよ。

 

こういう人もいると思いますが、利益と管理職のリーダーシップの関係についても、

研究で既に立証されているんですよ。

 

 

日本人の民族性は孤独です。

 

日本人は協調性があるなんて言われてきましたが、それは本当の意味の協調性ではありません。

 

今迄の日本人の協調性の裏には、依存の部分が大きかった。

 

良い時は、傷の舐め合いで済むけど、

悪くなると、傷つけ合ってしまうような。

 

ですが、日本人の精神面が成長してきて、時代も変わって来ました。

志が高く、自立していく人が増えてきているのも事実です。

 

 

能力が高く、尚且つ意識も高い人が、

どんどん頭角を表してきています。

 

日本人全体の意識レベルが上がってきたから、という影響もありますが、

日本人が心の在り方と、そういう人を求め始めて来たからでしょう。

 

 

ですが、それが心の格差と、二極化の原因にもなっているとも思います。

 

成長していく人達と、成長していかない人達。

 

この格差が、お互いが関わり合わなくなるぐらいに、二極化していってるんじゃないでしょうか。

 

 

4・二極化はさらに進む

 

既に二極化は進んでいますが、

これからも、まだまだ進むでしょう。

 

もう1度、僕がいた印刷業界の話を聞いて下さい。

企業にも成長していく側と、成長していかない側で分かれるんです。

 

以前、僕が勤めていた会社は、社員が誰も定着しない会社でした。

 

社内の従業員から見ても、外部の同業者から見ても、

とても名高いブラック企業だったんです。

 

 

僕が勤めていた印刷会社の、お隣さんも印刷会社だったのですが、笑えるぐらい差があります。

 

その差とは、会社の規模の話じゃなく、

社員の年齢と定着率です。

 

でも隣の印刷会社は、給料がめちゃくちゃ安いんですよ。

 

なのに誰も辞めないんです。

しかも、若い社員がどんどん入って来る。

 

そして、凄く生き生きとしているですね。

 

それは何故かというと、単純な話で、給料が安くても居心地が良いからです。

 

 

最近の若い人達って、とても精神年齢が高いと思うんですよ。

僕も含めてですが、15年前の僕が若い頃の年代とは、大違いだと思います。

 

社会と大人を、反面教師してきたんでしょう。

親の子育てのレベルも、良くなってきた影響もあると思いますよ。

 

 

さらに求人も、どんどん二極化していますね。

 

昔は、求人雑誌も分厚かった。

今はハローワークに行かないと、なかなか仕事は見つかりません。

 

しかも、そのハローワークの求人でさえ、いつも同じ会社が募集していますね。

 

募集の概要の部分に、

「我が社は滅多に求人を出しません!」なんて見かけるぐらいです。

 

募集をかける側も、求人の現状を良く分かっているようですね。

 

 

でもそれすら、本当かなと疑ってしまう。

 

消去法で、「この会社何かあるんだろうな~」と思いつつも、面接に行く人も多いんではないでしょうか。

 

 

二極化と格差については、ネットビジネスの世界を見て貰うと、とても分かり易いです。

 

このブログは、収益化を目的としたビジネスブログです。

ネットビジネスの人口は、年々増加しています。

 

とても厳しい世界なので、続かない人が殆どなんですけどね。

 

その分、その中でも生き残る人達の、人間の質というか、意識レベルがとても高いんですよ。

 

ネットビジネスと言えば、マインドセットが付きものな位です。

ある意味、人としての素質が問われる、誤魔化しの効かない厳しい世界です。

 

なので、精神面が素晴らしい人達が多いんですね。

 

僕からしたら、強すぎるライバル達でもありますが、自分は1人じゃないとも思えるし、

志を高く持てる、勇気も貰えています。

 

 

所で、ネットビジネスで成功している人達って、どんな人を想像しますか?

 

実は、社会人の時代に苦汁を舐めたり、

人一倍苦労している人達が多いんですよ。

 

ついこの前まで、ハローワークに通ってたような人が、

人生を賭けて、本当の0から始めてたりします。

 

 

そして、そういう人達の人付き合いはと言うと、

意識の高い人達同士で、付き合っている感じがします。

 

というか、

意識の高い人が、意識の高い人を引き寄せてる感じですね。

 

 

これからの日本人の人間関係は、依存している孤独な人と、自立していく志が高い孤高な人とで、

さらに分裂していって、二極化していくでしょう。

 

 

つまり、日本人の精神面が成長していってるということは、世の中の公平性が高くなるということ。

 

一昔前は、不公平であったから、対して差が生まれなかったのです。

 

本当に公平になったら、二極化もするし、格差は生まれてくるのは当然ではないでしょうか。

 

これからは、二極化と格差はさらに進み、関与するかしないかと言う程のレベルで、

孤独の集合体と、孤高の共同体で分裂していくだろうと思います。

 

<スポンサーリンク>

 

二極化が進む世の中~まとめ~

 

技術は既に、日本の専売特許ではありません。

 

科学技術の論文の破引用数と、技術革新力のランキングで分かって頂いたと思います。

 

不況と共に、日本人の精神面は、とても成長してきました。

心の在り方を、考える人が増えてきました。

 

ですが、全員が同じスピードで、成長していく訳ではありませんね。

 

精神面の格差が生まれてくると、人間関係とは相手ありきの事なので、

上手くいかない事も多くなるでしょう。

 

だから、ギスギスとした人間関係が生まれ、

分裂して二極化していくのでしょう。

 

僕のブログの師匠もこう言っています。

これからは共感系の記事じゃなく、教育系の記事に需要が出てくると。

<スポンサーリンク>
  • このエントリーをはてなブックマークに追加

SNSでもご購読できます。

コメントを残す

*