「寝る子は育つ」このことわざは本当か?その科学的根拠

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昔からよく言われている、

寝る子は育つという言葉。

 

はたしてこの言葉は本当なのでしょうか?

 

実は、睡眠時間には適度な時間があって、

寝過ぎは良くないらしいです。

 

ということで、今回は発育と睡眠の関係ついて、説明していきたいと思います。

 

 

目次
1・寝る子は育つという言葉は本当か?
2・睡眠時間と睡眠の質
2-1適度な睡眠時間
2-2良い睡眠環境の作り方
3・ついでの知識!概日リズム

の順にお伝えしていきます。

 

それではいきなり核心、寝る子は育つのは本当なのでしょうか?

 

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1・寝る子は育つという言葉は本当か?

 

昔から言われている、寝る子は育つという言葉。

この言葉は、寝れば寝るほど良いというニュアンスですよね。

 

ですが、そういう意味では間違っているんですよ。

 

 

それは何故かというと、睡眠時に分泌される成長ホルモンが関係していて、

正確にいうならば、寝れば育つ、という表現が正しいからです。

 

では、成長ホルモンとは何なのか?

 

 

人間には、骨や皮膚や筋肉や臓器などがありますね。

それらを修復したり、子供の場合だと発育を促している物質にもなります。

 

他にも、身体と脳の疲労回復や、ストレス解消の効果もあるようです。

 

 

成長ホルモンは、睡眠時に大量に分泌されます。

しかも、1番最初の深い睡眠に入った時に、大量に分泌される様です。

 

 

それと、人間の睡眠には波があって、

深〜い眠りと、浅〜い眠りを、1セット約90分ぐらいで繰り返しています。

 

なので、1度目の深い睡眠に到達する時間は、
45分となりますよね。

 

90分にしてしまうと、一周して浅い睡眠状態になるので。

 

 

でも、誤解しないでしないで下さいね。

睡眠時間が短くても良い、という意味ではないんですよ。

 

ここでお伝えしたいのは、

子供の発育に必要な成長ホルモンが、大量に分泌されるのは、

睡眠後1時間ぐらいですよ〜ということだけです。

 

 

つまりですよ。

寝れば寝るほど、身長が伸びる訳ではない。

 

むしろ、それよりも睡眠直後の方が重要で、

そのために親御さんは、睡眠の知識を持って、

環境を整えてあげて下さいね。

 

ということです。

 

 

成長ホルモンには深い睡眠が必要だ、ということは理解して頂けたかと思います。

では次に、睡眠時間と睡眠の質について、詳しくみていきましょう。

 

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2・睡眠時間と睡眠の質

 

適度な睡眠時間

 

良い睡眠には、適度な睡眠時間と、

深い睡眠が必要です。

 

ある統計によると、

10代前半までの平均睡眠時間は、8時間だったようで、

歳をとるにつれ、60歳にもなると、

平均睡眠時間は、6時間という結果がでたようです。

 

 

どの研究機関の統計でも、

年をとるにつれ睡眠時間は短くなりますが、

その原因は、年をとるにつれ、深い睡眠が減ってしまうからです。

 

 

それと当然ですが、睡眠時間には個人差がありますよ。

 

睡眠時間の平均は、あくまで目安としましょう。

ちゃんと良く眠れたと思える、睡眠時間にしてあげて下さい。

 

 

だからと言って寝過ぎるのも良くないです。

睡眠時間が10時間とかは、寝過ぎとされています。

 

たまになら問題ありませんが、
慢性的になると、睡眠不足と同じぐらい、身体に悪影響を及ぼすと言われています。

 

なので、睡眠時間は程々が良いんですね。

 

 

とはいえ、幼児期は発育のため、成長ホルモンが大量に分泌される時期で、

睡眠時間は16時間~18時間位が平均らしく、

昼寝が必要にならなくなるのは、幼稚園あたりかららしいので、

これには該当しないでしょう。

 

 

昼寝が必要なくなる、小学生ぐらいの年齢から、意識すればいいんじゃないでしょうか。

睡眠時間は、8時間~9時間を目安にすると良いと思います。

 

平均睡眠時間も、あらゆる機関のデータがあるので、その都度多少は違いますが、

おおよそこの位と覚えとくと良いです。

 

 

下の動画では、樺沢紫苑さんが、子供の睡眠や、

朝食の重要性について説明されておられます。

 

実は、僕も興味のある分野なので、樺沢さんが出版されている本は何冊か読んでいます。

 

時間の使い方や、睡眠に関してとか、勉強法などの分野を研究されていて、

とても分かり易く、面白いんですよ。

 

 

では次に、深い睡眠について見ていきましょう。

 

 

良い睡眠環境の作り方

 

子供は深い睡眠に入り易いです。

逆に歳を重ねると、深い睡眠が少なくなってくると言われています。

 

 

ここでも注意が必要です。

それは、子供は深い睡眠に入り易いとお伝えしましたが、

深い睡眠がとれる環境を、整えてあげる必要があるという事です。

 

 

でも安心して大丈夫ですよ。

理想的な環境とは、かなり簡単に作れるので。

 

 

どうすれば良いかというと、起きている時は日光を浴びて、

寝る時は、部屋を暗くして寝かせてあげれば良いだけです。

 

簡単ですよね~

でもこれだけだと何で?

と思われてしまうので、簡単に説明します。

 

 

眠気を促す作用がある、メラトニンという物質があります。

このメラトニンなんですけど、セロトニンという物質から生まれるんですね。

 

 

つまりですよ。

先に、セロトニンを貯めないといけないんです。

 

では、そのセロトニンって、どうやって貯めればいいかという話になりますね。

 

 

セロトニンは、光に反応して促進されます。

 

なので、日光を浴びましょうね。
となるんです。

 

日光が何故良いかというのは、部屋やスーパーの光なんかよりも、遥かに光が強いからです。

 

 

部屋を暗くすると、何故良いかも説明しておきます。

それは、眠気を促すメラトニンが、暗闇に反応して促進されるからです。

 

 

分かりづらかったかも知れないので、簡単にまとめます。

 

セロトニンは、起きている時に大量分泌され、光に反応する。
メラトニンは、寝ている時に大量分泌され、暗闇に反応する。
メラトニンは、セロトニンから生まれる。

と覚えて貰ったらいいと思います。

 

一応ここまでなんですが、
実を言うと、普通に生活していれば問題ないんですよね。

 

それは、どういうことか?

一応、概日リズムについても説明しておきますね。

 

 

ついでの知識!概日リズム

 

概日リズムって何のかと言うと、

簡単に言うと体内時計です。

 

1日って、24時間じゃないですか。

でも、人間の概日リズムは24時間~25時間なんですね。

 

 

この誤差が、昼夜逆転の原因でもあります。

 

今回のテーマから話が逸れてしまうので、これ以上は広げませんが、

こういうものがあるんですね。

 

 

その概日リズムによって、約16時間すると、メラトニンが分泌されて、
眠気が襲ってくるようになっているんです。

 

当然、昼寝をしなければの話ですよ。

 

 

なので、16時間起きていれば、勝手に眠くなってくる訳ですから、
そんなに気にしなくってもいいのかも知れません。

 

普通に学校に行って、放課後は遊んで、
夜になったら寝れば、自然と16時間位になるでしょう。

 

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寝る子は育つ、この言葉は本当か?~まとめ~

 

寝る子は育つのは本当なのか?をテーマにしてお伝えしていきました。

 

結論は、寝れば育つという事でしたね。

それは何故かというと、発育を促す成長ホルモンが影響してるからです。

 

その成長ホルモンに関わる、睡眠のお話しもしましたね。

 

子供の睡眠時間の目安は8時間~9時間ぐらいで、質の良い睡眠がとれる環境も、整えてあげて下さい。

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