効率のいい勉強法とは何か?
その1つに、忘れないということが言えるでしょう。
そのためにはアウトレットが質が重要ですよね。
ですがその前に、そもそも人は、何で忘れしまうのでしょうか?
忘れないためには、どうしたら良いと思います?
そんなの人間なんだから当たり前だろっ、て意見もあると思います。
でも、確かにその通りで、当たり前の話です。
ですが、そんなに永遠のテーマでもない。
忘れないための対処法はあるということです。
1・効率のいい勉強法とは忘れないこと
2・アウトプットの質を上げるカラーバス効果
の順にお伝えしていきます。
まずは、具体的な勉強法の前に、人が覚えていられる訳と、忘れてしまう訳について見ていきましょう。
1・効率のいい勉強法とは脳の1%に定着させること
効率のいい勉強法とは忘れないことです。
1ヶ月しか覚えてられなくて、その知識が必要になる度に、勉強し直すのは効率が悪いと言えます。
出来ることなら1年先まで覚えていたい。
もっと言えば10年後まで覚えていたい。
でも人間の脳は、あなたの意志とは関係なく、脳が必要ないと判断したら忘れるように出来ているんですね。
じゃないと、新しい情報を取り込めないからです。
しかも99%以上も新しい情報に書き換えられてしまうんですよ。
つまり忘れてしまうということです。
今現在のあなたの記憶は、脳が必要と判断した、1%にも満たない記憶の結晶なのです。
その1%の記憶には、どんな特徴があると思いますか?
大きく分けて2つあります。
1つは常日頃使っている。
例えば言語。
僕達は日本人なので、常日頃から使っている日本語は忘れませんね。
足し算、引き算なんかの簡単な計算も、日常的に使っているので忘れようがありません。
これは当たり前のことなので、説明は要りませんね。
そして2つ目。
この2つ目が、勉強したことを、如何に記憶に刻めるか、に関わっています。
一言でいえば、強く印象に残ったことです。
強く印象に残るということは、
なにかしらの影響を受けて、あなたの気持ちに影響を与えたということです。
例えば、旅行だったら非日常。
失恋や虐められた記憶は、辛かったこと。
これらは、いずれは忘れてしまいますが、何年も覚えていられ、1%の記憶に残りやすいのです。
5年前の、会社の同僚の名前は憶えていられても、
30年前の、小学校時代の知り合いの名前は忘れてしまいます。
虐めや旅行の内容も、30年前の出来事だとしたら、鮮明には覚えていないでしょう。
それは脳が、もう必要のない情報だと判断しているからですね。
ですが、長い期間記憶に残っていたのではないでしょうか。
つまり勉強も、こうやって長い期間忘れなければ良いんですね。
簡単に言ってしまいましたが、どうすれば良いかというと、記憶にしっかりと定着させれば良いんです。
それでは、記憶に定着させるにはどうしたらいいのか?
ポイントは2つ。
1つは自主的に、2つ目は府に落とす。
つまり、深く理解するために、自主的に学べばいいということ。
そこで、丁度いい心理学があります。
それは、カラーバス効果。
一見、勉強法には応用できないように思えますが、インプットとアウトプットに最適です。
それでは見ていきましょう。
2・アウトプットの質を上げるカラーバス効果
記憶に定着させるには、深く理解しましょう。
それと自主的にとお伝えしたね。
深く理解するために、アウトプットが重要なのは言うまでもありません。
ちなみに、アウトプットって復習のことですよ。
そしてアウトプットって、自主的にやる事ですよね。
ただ、ここで重要なのはアウトプットの質です。
これがイマイチだと記憶にも刻まれません。
そこで登場するのがカラーバス効果。
カラーバス効果とは
カラー(色)、バス(浴びる)
意識していることほど、それに関する情報が舞い込んでくる現象。
下の動画では、カラーバス効果について説明されています。
短くてシンプルで、なおかつ分かり易いです。
このカラーバス効果をアウトプットに応用してみましょう。
まずはインプットをしますよね。
でもそこで終わっちゃうと、ただの知識です。
当然これでは、自分には必要ないものだと、脳が判断して、すぐ忘れてしまいます。
なので、「忘れたくないんだ~、必要なんだよ~」、と脳に言い聞かせなければなりません。
それには自分で考えて、自らの意志で、ちょっとだけでも苦労した方が良いんです。
そのためにアウトプットが必要で、
ホントの意味で深く理解するために、アウトプットの質が大事となるんですね。
それではカラーバス効果に戻りますよ。
意識しないといけないんで、アウトプットする時にテーマを決めましょう。
何をテーマにすればいいかというと、分からない所があれば、理解出来るように調べてみて下さい。
理解出来てると思えば、別のケースでも試してみましょう。
この場合だと、どうなるの?
これは何でだろう?理屈が解らないな~って思ったり。
大事なのは、問題視すること、疑問を持つことですね。
この時、ノートに殴り書きすると見つけやすいですよ。
字なんて、自分が読めればいいんで、
インスピレーション重視です。
スピード重視です。
字なんて綺麗に書いてたら、綺麗に書くことに気がとられるし、
折角のインスピレーションも忘れちゃいますから。
やってみて、慣れてくるのが一番手っ取り早いんですけど、
どういうことが起きるのかというと、ただのアウトプットで終わらないんですね。
それは深く理解する、府に落とすということは、
理解したいことのために、別の要素も必要になってくるからです。
つまりアウトプットしながら、またインプットしている。
こうやって関連付けて応用が出来ると、別の知識の理解も深まるし、
新しい問題も見えてくるようになりますよ。
教えて貰えるのは1だけです。
アウトプットで10理解しましょう。
1しか知らない人の1の理解と、10知ってる人の1の理解は違うということです。
小学1年生は、1を1.0とは言いませんよね。
ここまで読んで頂ければ、もうお分かり頂けたと思います。
そりゃあ、そこまでやれば忘れないだろうって。
でもそこまでやらないと、効率悪いですよ。
身に染みて、深く理解しましょう。
記憶の定着と睡眠は、密接に関係しています。
睡眠時間など詳しくはこちらからどうぞ。
人間の集中力の持続時間、時間の効率化についてはこちらです。
アウトプットの質を上げて脳の1%に刻む~まとめ~
人の記憶は99%以上更新されてしまいます。
優先順位が高い記憶は残り、優先順位の低い記憶は忘れてしまうのです。
それは操作できないので、忘れたくないことは、優先順位の高い記憶にしなくてはなりません。
だから、アウトプットと質が大事ですよ。
ノートに殴り書きしてみて下さい。
インスピレーションとスピード重視です。